2018.12.21

AIの発達とデザイン業界。

当社は毎年ではありませんが、たまに新卒採用を考える年もあります。ただ、デザイナー志望で面接に来る学生さんは女性ばかり。そもそもデザイン学校に今、男子学生がほとんどいないそうです。若い世代の人口が減っていて、さらに志望者が減ると、業界的には高齢化が進んで人手不足になってしまう・・・。でもそこは、AIの発達がなんとかしてくれるのかもしれません。

例えば、「ちょっと画像を切り抜いて欲しいんだけど・・・」とお願いできる人が社内で見当たらない時には、こんなサービスが使えるのかも?

人物画像を5秒で切りぬく「remove.bg」

Twitterのタイムラインで「remove.bg」というweb上のサービスを知り、早速試してみました。

https://www.remove.bg/

remove.bg

画面に出ている通り、5秒で切抜きが出来るのでしょうか?試しにフリー素材ぱくたそさんの画像をいくつか使ってみました。

フリー素材ぱくたそさんの画像

なかなか綺麗です。切抜き画像の保存は「DOWNLOAD」をクリック→別タブで画像が表示される→画像を保存、です。ファイルはpng形式またはbmp形式でした。

この写真は頭も含めて輪郭がくっきりしていますが、一部ぼやけている場合はどうなるのでしょうか?

フリー素材ぱくたそさんの画像

男性の左手あたりはぼやけていますが、なんとなくは切抜きできているようです。じゃあ、まわりが白くとんで境界線がわかりにくい画像はどうでしょう?

フリー素材ぱくたそさんの画像

赤ちゃんのスカートが綺麗に切り抜けた・・・のかな?次は、人物が下を向いている等で顔がわかりにくい画像の場合です。

だいたい切抜きできました!ただ、ブランコは切れています。次は、被り物をした人物の場合です。

フリー素材ぱくたそさんの画像

残念。顔認識されず、切抜きはできませんでした。

切抜き画像を使ってレイアウト

それでは次に、デザインソフトではなく敢えてのパワーポイントを使ってレイアウトしてみましょう。使ったのは、こちらのサンタの女性です。

フリー素材ぱくたそさんの画像

500 × 472pixで、270KBほどの切抜きになりました。ふんわりした髪の毛も綺麗に切り抜かれています。そしてパワーポイントで作ったのが次の画像です。

作成した画像

人物画像が切抜きで配置できるだけで、ちょっとデザインした感が出るような気がします。この画像を作ったのはデザイナーじゃないので色や配置等はつっこまないでください・・・。

印刷データとしてはかなり小さく配置しないと粗くなりそうですが、webのサムネイルに使う程度であれば、それほど違和感がないかもしれません。

画像サイズを選択できたり、人物以外も指定したものが切り抜けるようになれば、かなり実用的なサービスになるのではないでしょうか。AIの発達はきっと、デザイン業界にとっていいことがたくさんあるはず。そう思いながら、今日もコツコツ仕事を進めております。

それでは皆様、少し早めのメリークリスマス!

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