2018.11.06

PR視点の広告と消費者の目線

自然とPRにつながる広告とは?

カメラのかわりにスマホ

カメラのかわりにスマホ、メモ帳のかわりにスマホ、TV視聴も移動時間にスマホ…なんて具合になんでもかんでもスマホがとってかわるようになってきました。現在は一般家庭でのPC保有率をスマホ保有率が上回っており、急速なスマホ普及によって購買行動プロセスも変化してきています。そんな時代なので、既存の媒体でも広告表現が変わってきたように感じます。

SNSで見つけた新聞広告

以下は、株式会社ZOZOの前澤社長のツイッターです。

文面から察するに、社長の事前確認なしで日経新聞に15段広告が掲載されたようです。内容として最近注目されている“働き方”や最近の社長の行動にも触れながら、一般人代表として社員が語っているという表現です。そもそも社長が話題性の高い方であること、一般人目線のコピーが共感性を高めていることでSNSでも話題になりやすいのかもしれません。この広告を最初に見つけたのは日経新聞、、ではなくTwitterでした。

ちなみに。ZOZOSUITを個人的に知ったのもやはりTwitterで、ZOZOSUITへの興味をきっかけにZOZOTOWNアプリをダウンロードして注文しています。SNSで見つけたコンテンツをきっかけに消費行動したというプロセスです。

その他、少し前に木村拓哉さんと工藤静香さんの娘・Kokiさんの新聞広告も話題になりました。全国の新聞社74社の紙面に一面広告が載せられ、Kokiさんの顔写真と1文字を掲載。「#にほんをつなげ」という日本新聞協会によるキャンペーンで、74社の文字をつなぐと文章が出来上がるとのことで、こちらもやはりSNSで話題になっておりました。

2015年にDECAXが登場

近年、スマホの普及とあわせて急速にSNS市場が盛り上がってきた中で、2015年に電通デジタル・ホールディングスが新たな購買行動モデルを発表しています。各工程の頭文字をとって「DECAX(デキャックス)」と呼ばれます。

Discovery(発見)コンテンツをきっかけとして商品を「発見」する
Engage(関係)コンテンツを何度も閲覧することで、商品(企業)との「関係」を深めていく
Check(確認)商品についてより詳しい情報を「確認」する
Action(購買)商品を「購入」する
eXperience(体験と経験)商品を体験し、感想をSNSなどで「共有」する

消費行動へつなげるには、良いコンテンツを作ること、そしてそもそも見つけてもらうしくみを確保することも広告・PR界隈においては大事でしょう。例えばそれはSEO対策だったり、著名人にPRしてもらったり、SNSで話題づくりをしたり、WEB広告を出したりと方法はさまざまです。

とはいえ、楽しんでもらえるようなコンテンツとしての広告づくりにこだわるのも、やはり大事だなと感じる今日この頃です。

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